アトリエあやはた

フランス便り

No.25

こんにちわ。第25報です。

6月に入ってからも、パリは涼しい日が続いて「これで夏が来るのかな」なんて心配しましたが、中旬以降は暑い日が続いて、パリっ子たちは急に夏の服装になってきました。
上半身は肩紐一本のキャミソールスタイルです。ブラジャーの紐とすれすれに合わせている人、二本の紐がバラバラでもお構いなしの人、とにかく肩まるだしスタイルが殆どです。
ブラジャーは皆丸型で、日本の寄せて上げてのとがったかたちは違和感があります。私自身もパリではボデイスーツしか着なくなりました。(パリの女性は、ボデイスーツは着ません。丸いブラジャーと小さなショーツです)。胸は、寄せなくても上げなくても、老いも若きもたっぷりありますから良いのです。

6月中に、二つの結婚式に出席しました。二組共、新郎はフランス人、新婦は日本人です。日仏の結婚の場合は、新郎が日本人で新婦がフランス人は少ないそうです。

≪結婚式のすすめかた一例≫

  1. 前日に区役所や市役所で、区長や市長立会いのもと(勿論、両親、親戚、友人、出席)書類にサインをします。区長や市長の祝辞があります。
  2. 当日教会で神父さんが式を司ります。出席の皆々が見守る中、新婦と父親、新郎と母親が腕を組んで入場します。
    コーラスは、村の人町の人が担当します。出席者全員の賛美歌合唱。
    神父さんのお話と共に指輪の交換、新郎新婦のキス。
    それぞれの友人が証人になって、サインをします。
    新郎新婦が腕を組んで教会を出ます。
  3. 12時ごろから少し離れた村の会館でビスケットや簡単なお菓子のワインパーテイーが始まります。(勿論シャンパンやジュースもOKの乾杯です)。
  4. 15時ごろから、新郎の実家前の広場に張った大きな家型のテントで食事会です。旗や花やテープの飾りつけは、前の日から本人達もまじえて、親や近所の人々の手作りです。料理もコースの手作り。身内、友人など25人くらいでした。そのほか食器、飲み物、料理一式、皆知り合いが手伝います。
    食事は3時間くらい続きます。でも、フランスの夏は夜10時ごろまで明るいので、夕方7時でも昼間のようです。
    (私は、この段階で町のホテルまで送って頂きました。ガンガン照りの太陽のもと、かなり辛い状態でしたから)。
  5. 夜は、お手伝いの人々慰労のバーベキュー、そして、ダンスパーテイー!
  6. 翌日は、ピクニック!
    ここは、パリのモンパルナスからTGVでラバル市~車でマイエンヌの町~車でマイエンヌの田舎で、時間にして3時間くらいの所です。とにかくフランス人の体力にはほとほと感心いたしました。地方では、これが普通だそうです。私は、バーベキュー、ダンスパーテイー、ピクニックは失礼して、パリに帰りました。
    花嫁花婿と日本からいらしたご両親は、大分お疲れのご様子でした。
    私は、とても貴重な体験をさせて頂いたと感謝しています。
    もう一つの結婚式は、パリ市内でしたが、こちらも全て手作りで感心いたしました。

写真1・・・式が終わって教会の外で。
写真2・・・フランスのウエディングケーキ、ピエス・モンテと言います。

★7月26日から8月16日まで、日本に帰ります。

式が終わって教会の外で

式が終わって教会の外で

フランスのウエディングケーキ“ピエス・モンテ”

フランスのウエディングケーキ“ピエス・モンテ”
2006/7/5