アトリエあやはた

フランス便り

No.24

こんにちわ。第24報です。

4月は日本で、桜狂想曲にひたっていました。
そして、東京国立近代美術館(竹橋)でFOUGITA展を観ることが出来て幸せでした。
今の若い方々は藤田嗣治の名を以外に知らなくて(日本でもフランスでも)ガッカリしていましたので、今回の展覧会でフジタの名をみんなが知ることになったことを本当に嬉しく思います。
波乱万丈の生涯を過ごして、最終的にフランスに帰化し、今はフランスの地に眠っているフジタの猫目の少女が特に大好きです。今度の東京展よりも、2年前のフランスのデイナールで開かれた展覧会の方がキメが細かかったような気がします。

もうひとつ偶然のことから、荻須高徳版画展を西武デパートのイルムス館で観ることが出来ました。パリに来る前から荻須・オギスとうるさかった私ですが、こちらの方も知らない人が多くじれったい思いいっぱいでした。
でも疑問なのは、日本で荻須展が開かれるといつもいっぱいの人だったのです。今回は版画の販売会でしたので、すいていましたが。
荻須高徳は、フジタより15歳若く、パリに暮らしてパリの街(主に古い建物)を描きましたが、私は荻須の緑がかった藍の色が好きです。愛知県の稲沢(荻須の故郷)美術館があり、昨年観に行きました。現在奥様はパリにお住まいで、荻須のお墓もモンマルトルにあるのに、パリに荻須の絵が無いのはどうした事でしょう!

このたびは、ステキなフランス女性をご紹介致します。
エヴ・ボラトンという方で、日本大好き、きもの大好きで、京都に5年間留学と仕事をしていました。2年前にフランスに戻り、現在はパリでフランス語の学校「エコール・ボラトン」を開いています。とても明るくて若く美しいほんとにステキな女性です。パリではソルボンヌ大学卒で先生の資格を得、京都では日本語学科の先生の資格を得ています。京都大学や大阪の大学でもフランス語を教えていました。

とにかく、私の学校でも、外でも、大体の方が4年生大学を卒業し、また芸大出の方、仏文科の方、そして英語は出来て当たり前みたいな人々に囲まれて、更に、What shall I do ? の状態になって来ています。

写真1・・・エヴ先生と
写真2・・・エヴ先生のお父さんと
写真3・・・焼きたてパンをかじるあやはた

エヴ先生と

エヴ先生と

エヴ先生のお父さんと

エヴ先生のお父さんと

焼きたてパンをかじるあやはた

焼きたてパンをかじるあやはた
2006/5/17