アトリエあやはた

フランス便り

No.9

こんにちわ。第9報です。
月日が矢の様に流れて行きます。
日本からの便りは、暑い暑いばかりですが、パリの夏は涼しいのです。直射日光、特に西日は日本より強い感じがします。

パリの木樹は、もう葉を落とし始めました。でも今パリの街の人びとは、バカンスの真っ最中。普通の人で2週間、長い人は3週間とります。商店も休みになります。バカンスといっても皆が皆リゾート地へ行って、高級ホテルに泊まる訳ではありません。
大体は、おじいちゃんおばあちゃんの住む地方に行って休暇を過ごす感じの様です。

フランスで行われる世界最大の自転車レース「ツールドフランス」(各国の選手が団体で参加してフランスのあちこちを自転車で走り、最後はシャンゼリゼで終わる大イベントです。)も終わりました。
毎日テレビでやっているので、自然に観てしまいます。最後の日は、道端で2時間も待って、アツという間に通リ過ぎる選手達を感動を持って、口を開けて、観ていました。パリは、どこでも待ち時間が長いのです。郵便局、レストラン、スーパー。気短かな人はパリに来て修行して下さい。

だんだん色々な事が普通になってきています。教会の鐘の音も、道路の汚さも。
パリの女性たちは、胸もお腹もヒツプもモリモリです。出っ張っていようと、たるんでいようと、おかまいなしです。(パリ在住の日本女性は痩せているひとが多いです。)
でも、手術あとを見せたヘソだしルックと、妊娠中のヘソだしはやめてほしいですね。あのね、マタニティは着ないのです。セーターを伸ばしてポンポンのお腹のままです。
あと不思議なのは、余程の雨で無い限り傘はささないのです。子供もフードで済ませています。私なんか小雨でもすぐ傘をさします。
それから帽子をかぶらない。太陽が大好きなのだそうです。私が帽子をかぶっていると、どうして?と聞かれます。でも、帽子売っているのよね。あちこちで。

お米を買ってご飯を炊いています。一週間に一度、大体土曜日に朝炊いて、卵掛けご飯をたべます。

金曜日の午後になると、ボンウイークエンドの言葉が飛び交います。定着している英語が幾つかあるのですよ。

先日お誘いを受けて、ベルサイユ宮殿別館で行われている、馬術スペクタクルに行って来ました。乗り手は殆んどが女性で、馬とともに素晴らしい術を見せてくれます。さすが歴史を感じます。昨年その学校も出来て、今後はコンスタントに催されるようです。パリにいらっしゃる方は是非ご覧になると宜しいですよ。
女性のジャーナリストの方と、パリの高島屋の企画の方とご一緒でしたので、特別に厩舎なども見せて頂きました。「kimono」という名の馬がいたので、係りの美人と一緒に写真を撮りましたので送ります。

あ、今はオリンピック観てます。こんなにゆっくり開会式を観たのは、初めて。

すみません。一寸トラブルがありまして写真はあとからになります。

2004/8/20