アトリエあやはた

フランス便り

No.8

こんにちわ。第8報です。
6月21日から夏と言うことで、パリの各広場で音楽会が開かれ、この日ばかりはどんな街角での音楽の演奏も許されます。
勿論エッフェル塔のところでも、雨の中、はなやかな演出と共に音楽会が開かれ、私はテレビで観ました。私は基本的に夜は外出しないのです。照明の使い方がすばらしくて衝撃的でした。

6月20日過ぎから1ヵ月間バーゲンの季節です。高級品は20%off位、普通は50offです。いくら安くても元が高いものは高いので買えません。

ある日バラ園に行きました。それぞれの花の配置が素晴らしくここでも演出力を感じました。
7月3日・4日とフランスの北西部、サンマロとディナールへ行きました。海の町です。サンマロは岩と古い古い城壁と海賊の町、戦争で壊れたのを瓦礫をとって置いて修復
したそうです。ディナールは、フジタの大大的な展覧会が開かれていたからです。フジタが大好きな私は、夢中になって行って来てしまいました。tgvとローカル線とバスと乗り継いでの旅でした。クラスメイトの濱豊美さんが付き合って下さって有難かったです。

7月8日、学校で校長先生をはじめ7人の先生や秘書の方々に、私のオリジナルゆかたをお着せして撮影会をしました。カメラはクラスメイトの協力です。知り合いの美容師さんにも頼みました。みんな喜んで引き受けて下さって感激でした。学校の先生方の喜び様といったらありません。同送の写真は明かりが足りなくて残念ですが他に写真はいっぱいあります。みんなきれいですよ!

7月14日、革命記念日には、シャンゼリゼ通りをゼンマイ仕掛けのような各国の兵隊さんの行列が続きました。フランス・イギリス・アメリカ・イタリア・その他でそれはそれは
見事なものでした。警察官・消防隊もいました。1・9kmにわたってこうしんするのです。現場に行くよりはテレビで観た方が細かいところが良く判って楽しいです。

7月14日の夜は花火です。エッフェル塔と花火です。音楽付きです。感動です。そしてエッフェル塔の照明付きです。花火自体は単純で日本の足元にもおよびません。が、演出力が素晴らしい!音楽と照明と花火、これがフランス式のやり方だとよく分かりました。でも、毎年隅田川の畔の紅さんのマンションの特等席で、ご馳走付きで、花火を観せて頂いている私にとってどんなに最高の贅沢を味わって来たか、身に浸みて判った
次第です。だって、パリでは、広場にぎっちりの人混みの中でなかなか日が暮れないので、1時間も待って、疲れ切った頃花火が始まったのですから。紅さんありがとう!

2004/7/19