アトリエあやはた

フランス便り

No.5

こんにちわ。第5報です。
とにかく、一人暮らしは67歳にして初めてなので(それも外国で)今まで如何に皆に支えられて来たかよく分かった次第です。仕事ではスタッフに、家庭では夫と娘達と孫達と親戚に、知人、友人、ご近所さん、メーカー、問屋さん、色々な先生方、そして大事なお客様方、数え上げれば切りがありません。唯ただ感謝あるのみです。

コインランドリーも初体験。フランスの人々は、尋ねるととても親切に教えてくれます。料金を入れるトラブルもあれこれ助けられて、有難い限りです。それも老若男女にかかわらずです。

学生としての、滞在許可証もおりて一安心です。
パリでは、日本の優れた女性達が活躍しています。とても嬉しい事です。人それぞれで、颯爽とした人ちょっとくすんでいる人様々ですが、内容が無ければずっと住み続けて仕事をする事は出来ないと思います。
日本の男性に関しては、ビジネスの世界と関わっていないので良く分かりません。
テレビ番組ですが、日本の様に若いタレントが出てきて大騒ぎする様な番組はありません。毎日まいにち、そう言う番組を観ている日本の若者たちの将来が心配です。歌手たちも皆、声も発声も歌い方も、本格派です。フランスは、やはり大人を大事とする国だと感じました。ただ、これは私が関わっている範囲の事なので、若者たちの状態は把握出来ていないと思います。

パリの街は、だんだんきれいで無くなって行く気がしています。街や駅にゴミが散らかっているのです。テロ対策で駅にゴミ箱が無く、小さなボール箱が置いてあるのですが、ゴミが溢れてホームやベンチに散らかっています。市のゴミ対策が手薄になったのか判りませんが、パリなのに残念な気がします。

私はあまり観光が好きではないのですが、これから動き出しますので、また感じた事をご報告いたします。
通学には、二部式きものですが、たまに普通のきものを半幅帯都結びで着ます。合繊のきものは安心でとても良いです。
先日、紫のバラのきものを着ていたら、フランス人(?)の若い男性に「きれいでシブイ!」と言われ、面白かったです。
ではまたね。

2004/5/18