アトリエあやはた

フランス便り

No.4

こんにちわ。第4報です。
ゴールデンウイークは如何がでしたか?
こちらは木々の緑がいよいよ盛んになってきました。でも朝晩は、結構温度が低いので油断はなりません。
窓の外の公園の木々の葉が繁るのはよいのですが、消防士さん達の姿が葉隠れになってしまうのは少々淋しいです。
下の公園では、子供達が実によく遊びます。滑り台三台、ぶらさがり棒様なもの二台、木馬数台、砂場などがあり、そのまわりにベンチ二十台位あります。
子供達が感心するほど良く遊びます。大体よちよち歩きから幼稚園生位の子供達です。
中には砂場で泳いでいる子もいます。付き添いの親達も大変です。とにかく、雨の降らない限り、毎日毎日大賑わいなのです。ある程度広さがあるので混んだ感じはしません。
朝、自分の登校途中で、小学生達に会います(低学年)。フランスのお父さん達は、子供達の面倒を良く見る様です。パリには、肌の色さまざまの子供達を見かけます。でもみんな可愛くて、たどたどしい口調でフランス語をしゃべっていると、くちゃくちゃにしたいです。でもまあどこの国でも、親達は大変ですよね。

住まいの前の通りの名が「バラの冠」だの、登校する通りの名が「紫」だのと言いましたが、皆さんの夢を破って申し訳ありませんけれど、そんなに素敵ではありません。フランスでは、犬の落し物の後始末を飼い主がする習慣がありませんので、そこここに液体の後が残り、落し物がゴロンとあります。そして道路に一列縦隊で停まっている車(許されています)のワイパーにはさまれたチラシが散らかって、道路を汚します。確かに朝、車道の端から水が噴出してゴミを流すのですが、処理仕切れないものがそこここに残ってしまうのです。

そう言えば、公園は朝のうちに係りの人が来て、はみ出した砂などを戻して整えます。パリの役所のひと(女性)は、仕事の合間に世間話もします。私の着ている物とか髪の毛の色とか話題にします。どこでも、銀行でも、郵便局でも、スーパーのレジでも、個人の店でも、全部ボンジュールから始まります。そして必ず、マダムやムッシューがその後につきます。帰りは、メルシー、オールヴォアール、そしてマダム、ムッシューです。私は後に付けるマダム、ムッシューがなかなか出て来ません。日本ではいちいち言いませんものね、こんにちわ奥さん・ありがとう旦那さん、ナンテネ。

私の学校のクラスも身の丈に合ったクラスに替わりました。霧の中をさ迷っている状態ではまた病気になりますから。前のクラスは出入りが多くてびっくりしました。滞在一週間の人、一ヶ月の人、三ヶ月の人、など色々で私などは長い方なのです。勿論一年二年の人もいます。
今度のクラスは、日本人三人(私をいれて)、ロシア女性、アメリカ女性、イギリス女性、の六人です。日本人二人は若い男性(二十一歳と二十八歳)で、すぐお友達になりました。これから私にも明るい未来が開けそうです。

まだまだ沢山の初体験がありますが、今日はこれにて。
つぶやきを二つ

・マロニエと一緒に萌えようパリの春
 
・春の中無邪気に遊ぶ子供らの肌の色多しここパリの街

2004/5/8