アトリエあやはた

この頃便り

パリ20区

映画「パリ20区僕たちのクラス(原題 Entre les murs )」を岩波ホールで観ました。ローラン・カンテ監督、第61回カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)受賞作品。 庶民の町パリ20区の人種様々の中学校の物語です。13~14歳の子供達とは言え、特に女の子は大人と同じ位の体の発達度だ。
3年間パリ住まいを経験したわが身にとってはさもあらんとの想像はつくがそれにしても、子供達のそれぞれが自分の意見がはっきりしているのは良いが、日本人の年配者から見れば、屁理屈・我が儘・自分勝手。
それらに真剣に立ち向かう若い男の教師。
両親がどこの国から来ようと、フランスで生まれた彼等の国籍はフランスであり、フランス人だ。
フランスは共和国の名の通り、フランス領は世界中に散らばっている。
フランス本国・カナダのケベック州・南米大陸のギアナ・傍らの島マルチニック島、そのほかフランス語を話す国はアフリカ大陸のアラブ各国。地図で見るとあちこちだ。
フランスでは一時期、南の国々やアジア等からの移民を応用に受け入れていた。しかし近年、失業問題やホームレス問題等あり、その受け入れ体制は厳しくなっている。
パリ20区は、庶民の町として多くの肌の色の人々が入り混じって住んでいる。 この映画はそんな町での中学校のあるクラスの物語です。

私は、今年(2010年)4月にパリに行った時、この20区のベルビルにあるエデイット・ピアフの生家のアパルトマンを訪れました。そこには、ピアフ生誕の説明書きと共に、ドアの傍にピアフの写真もありました。
春になってもまだまだ寒かったパリで、私は、一枚のウールのコートを、きものと洋服の両方に着ました。そのとても便利なコートを写真と共にご紹介致します。


壁のピアフの写真に手を差し伸べて洋服で

貧しい所で生まれたピアフの境涯の説明書き

きもののコート姿、やはり庶民の町パリ10区で